旅行先の決め方

子育ての土壌づくり

もうそろそろ夏休みですね。夏の旅行はもう決められている方も多いと思います。我が家は毎年子供達のリクエストを聞いて毎年旅行先を決めています。

生き物がらみのリクエストが多くかなり偏った旅行ばかりしてきたので、子供達の選択肢を広げられるような本を探していたらとても良い本を見つけました。

昨年こちらを購入しさりげなく本棚に置いておいたところ、子供達から旅行先のリクエストがくるようになりました。行きたいところが多すぎたので、まずは興味のあるところには付箋を貼ってもらい、その後優先順位を子供達に決めてもらいました。

国語、理科、社会、学活、美術、総合とカテゴリーごとにわかれているので、今まで理科一辺倒の旅だった我が子たちも、バランスよく様々な分野の学び旅に出かけるようになりこの本を購入して良かったと思います。

我が家では机上の勉強も大事ですが、それと同じくらいかそれ以上に体験を重視しております。先に様々な体験をしておくと机上の学習も勉強という感覚ではなく、体験と知識を繋げる答え合わせの作業のように感じます。これは私自身が親にしてもらい良かったことの一つと思っているので、子供達も同じように育ててまいりました。

ただなんでも体験すれば良いというわけではないと思います。それについては以下の本に親が体験を与え過ぎた方の感想が書いてありました。

まずは子供が自ら興味を持ったところに行くこと、そして事前に行き先について書物や資料を読み込んで旅の目的を明確にすること、できれば旅行から帰ってきて感想をまとめること、これは子供が自分から興味を持った場所へ旅行へいくからこそできると思います。

その為個人的にはどこかに連れていくことよりも、子供の関心を引き出すことに時間とパワーを使っています。学び旅以外にも、るるぶなどの各県のガイドマップを定期的に借りてきては子供達の目に入るようにしております。また名産品などが書かれた日本地図を壁に貼っておくことで、子供達が自然と自分たちが住んでいるところ以外にも興味が持てるようにしています。

更に詳しく調べたい場合はこのような参考書を置いておくと子供が自ら各都道府県について調べるようになると思います。

また行き先が決まったら地形なのかも調べたりする中で、川や平野などにも興味を持つように普段から車の中でこちらのCDを流しています。あ、あの歌で流れていた●●川だね!と地図を見て低学年の子供でも口から出てきますし、上の子はテストでも口ずさめば答えがわかるというメリットがあるそうなので全シリーズ購入しております。また別記事にまとめようと思いますが、こちらはとてもおすすめです。

そんなこんなで子供が産まれてから沢山の旅をしてきましたが、最近思うのはどこかに行かなくても、子供がぼーっとする自由な時間が有り余るほどあるということもとても贅沢なことではないかということです。

毎年子供達のやりたいことを詰め込んでいたらほぼ家にいない長期休暇となります。それはそれで楽しかったのですが、今年は近場でのんびり過ごしたいと子供達に言われました。

何も旅行の予定を入れなかったら子供達はどうなるのか考えてみましたが、海に行って、山に行って生き物を観察して、食べたいものを自分で作って食べて、読書して、お友達と遊んで…とすることはいくらでもあるので、きっとそれはそれで楽しい休みになると思います。

何より沢山の旅行を経て、今年も選択肢はいくらでもあった中、あえてどこにも行かず近場でのんびり過ごしたいと自ら選べるようになったことに成長を感じました。

そんなわけで旅行先の決め方はとても大切だと私は思っています。

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